医療機関では実に様々な科が存在するが、近年ではアレルギーに悩む人が増えていることから、アレルギー科での看護師の需要が高まっている。
では今回は、アレルギー科の看護師の仕事について触れてみよう。
アレルギーの症状にはアトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症などがあり、アレルギーだけではなく内科や小児科と一緒になっていることも少なくない。
診察や治療はもちろん医師が行い、看護師はその医師の診察のサポートや採血、注射・点滴などを担当することになる。この他に診療器具の準備やバイタルチェックなども行うこととなる。
さらにアレルギーの改善のためには、食生活や生活習慣を見直すことも大事であるため、生活や食事などのアドバイスも行う場合もあり、それゆえにアレルギーに対する豊富な知識も必要だ。
そして医師から処方された薬の正しい服用方法や副作用の説明が求められることもあるため、薬に対する知識をしっかりと付けておくことも大切だ。
病棟がある病院の場合は当然ながら夜勤が行われることも多いが、アレルギー科の場合は通院を中心に治療を行うため夜勤を行うことは少ない。とはいえ、重篤な症状の場合は入院して治療を行うこともある。医療機関により入院設備があるか、ないかは違ってくるため、求人に応募する際によく確認しておくことが大事だ。
また、アトピー性皮膚炎は子供の患者さんも多いため、相手に対する心配りや気遣いができることも求められる。特にアレルギーは、親御さんが心配になりがちな症状でもあるため、ご家族へのケアも重要になってくるだろう。
もし、アレルギー科のような専門外来に興味があるのであれば、まずはその科に対する知識を知ろうとすることが大切だ。アレルギー科に関しては、こちらのURLに詳しくまとめてあったため確認してみるといいだろう。